心の歌


いまリヒャルト・シュトラウスのホロスコープを読んでいる。

ドイツ連邦のバイエルン州の作曲家。
19世紀のロマン派を代表する。
後年の誕生日には、ヨーロッパの各地でお祝いのシュトラウス週間がもうけられるほど影響力があった作曲家、指揮者。

幼少のときから音楽の教育をうけ、さまざまな技を身につけ使いこなして、

前衛を突っ走るエキセントリックなオペラもつくったし、モーツァルト的な愛されるオペラもつくった。
大盛況の人気があった。

帝王と言われた人。
2面性があり、気さくで機知にとんだ顔と、俗世と交わらない自己中心的な印象をあたえる顔とをもった人だったみたい。



6歳ではじめての作曲をする。

そのとき、タイムテーブルのように時期をあらわす星のうごきをみると、月と水星が触れている。

月は子どもや素顔、感情、基本的な欲求をあらわす。
水星は、知性やコミュニケーション。

はじめて作曲したとき、「音楽で伝えたい」という気持ちをそのまま純粋にあらわしたようなイメージ。


亡くなる寸前まで作曲をつづけた。

彼にとって作曲は、激しく創作の苦悶をもたらす芸術ではなく、日々を生きることとおなじだったよう。



華やかな成功と、
作曲家の権利を守るための活動、
第一次世界大戦、
第二次世界大戦、
財産は没収され、
ナチスへの協力を疑われ糾弾された、
住まいを失くし、故郷を離れた、
帰ってきたのは亡くなる前。

激動の長い人生を経て、
それでも作曲はつづけられた。


この世を去る前年、84歳で作曲した、『最後の4つの歌』は研ぎすまされた透明な印象になっていった、という


その歌は、亡くなった次の年に初演された。

その時の彼のホロスコープでは、6歳のときと同じように、月と水星が触れている。


終わりの歌は、子どもの頃の、はじまりの歌と同じような場所にたどり着いたのだろうか、と思えて、私はしばらく目を閉じて『最後の4つの歌』を聴いていた。


星の記号は淡々と時期をあらわし、
けれどもそこに目を凝らすと、心の奥の琴線に触れる物語がみえてくる。
生きた人の息づかいに触れる気がする。




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